【土岐市】ランチ文化・徹底深掘りコラム
美濃焼の里と土岐プレミアム・アウトレット。名物「味ごはん」と豚骨ラーメン、山あいの陶芸美
岐阜県東濃地方に位置し、日本最大級の美濃焼産地として知られる土岐市。市内には「土岐プレミアム・アウトレット」や「イオンモール土岐」などの大型商業施設が集積し、週末のみならず平日も多くの人で賑わいます。その一方で、古くからの窯元が集まる下石(おろし)・駄知(だち)・妻木(つまぎ)などの山あいには、郷土料理「味ごはん(炊き込みご飯)」や豚骨ベースのソウルフードラーメン、そして作家の器で味わう隠れ家カフェなど、深い歴史と素朴な温かさに満ちたランチ文化が息づいています。
1. 窯元のスタミナを支えてきた郷土食「味ごはん」と「中華そば」の黄金タッグ
甘辛く炊き上げた具だくさんの炊き込みご飯と、豚骨醤油スープの絶妙な調和
土岐市の食堂やラーメン店を訪れると、メニュー表のトップやセットメニューに必ずと言っていいほど登場するのが「味ごはん(あじごはん)」です。
「味ごはん」とは、鶏肉、ごぼう、にんじん、しいたけ、油揚げなどを細かく刻み、甘辛い醤油出汁でふっくらと炊き上げた東濃地方特有の炊き込みご飯のこと。窯元の作業で忙しい家庭や工房で、栄養満点で冷めても美味しい食事として受け継がれてきました。
この味ごはんとセットで親しまれているのが、昔ながらの「中華そば」や「豚骨ラーメン」です。豚骨と香味野菜をじっくり炊き出したコクのあるスープに中細縮れ麺が絡み、一口すするごとに懐かしさと深い旨味が広がります。ラーメンのスープをレンゲですすりながら味ごはんを頬張る組み合わせは、土岐市民が誇る至高のランチセットです。
2. 下石・駄知・妻木:窯元の里に隠れる「器自慢」の隠れ家ビストロ&カフェ
徳利窯の煙突が残る街並み。作家ものの美濃焼でいただく創作和洋食
土岐市南部の下石町(とっくりの街として有名)や駄知町、妻木町の山あいには、古い窯元や日本家屋をリノベーションした個性豊かなカフェや洋食店が点在しています。
ここでは、地元の陶芸家が焼き上げたモダンなプレートやボウルに、地元産瑞浪ボーノポークのソテー、自家製ハンバーグ、季節の野菜グラタン、スパイスを効かせた手作りカレーなどが美しく盛り付けられます。
店内の窓からは緑豊かな里山の風景や赤レンガの煙突が見え、鳥のさえずりと共に穏やかな時間が流れます。愛知(春日井・瀬戸)や多治見から車を走らせてでも訪れたくなる、特別な癒し空間が広がっています。
3. アウトレット&国道19号沿い:最先端のショッピングと多彩なグルメ集積
全国区の人気レストランから東濃の名物処まで揃うモダンな顔
丘陵地に広がる「土岐プレミアム・アウトレット」や、国道19号線沿いの大型商業エリアでは、全国の有名洋食店、ハワイアンカフェ、信州そば、本格中華などのバラエティ豊かなグルメが集結しています。
平日昼間は混雑が比較的落ち着いており、ゆったりとテラス席でランチを楽しむビジネスワーカーや観光客で賑わいます。
伝統的な窯元の里の風景と、洗練されたモダンなショッピングリゾートの両面を楽しめるのが、現代の土岐市のランチのユニークな魅力です。
4. 土岐川が結ぶ多治見・春日井・瀬戸との連携
土岐川(庄内川)の源流域から中流へ。川沿いを走る快適なランチドライブ
土岐市を東西に流れる土岐川は、下流へ向かうと多治見市、そして愛知県春日井市・名古屋市へと繋がって「庄内川」と名前を変えます。
川沿いを走る国道19号線や県道を使えば、多治見のうなぎ街や瀬戸の陶芸エリアとも15〜20分圏内で結ばれており、土岐の住民と愛知側のワーカーが相互に飲食店を訪れ合う関係ができています。
川のせせらぎと山並みを眺めながら、県境を越えて美味しいものを探すドライブは、東濃エリアのランチ巡りの醍醐味です。